“いびき”は単にパートナーの睡眠を妨害するいやな「音」だけでなく、
睡眠中に呼吸が停止する“SAS”(睡眠時無呼吸症候群)や、
重度の合併症を引き起こしている場合もあります。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、
睡眠中に舌や軟口蓋(上あご奥のやわらかい粘膜)が弛緩(緩むこと)し、
一時的に気道が閉塞されるため、呼吸が停止する病気です。
呼吸の停止により脳が酸素不足を感知して、呼吸を回復するために
一時的な覚醒(目覚め)を即すので、窒息することはありませんが、
この呼吸状態を一晩に何度も繰り返すことで、睡眠不足による昼間の強い眠気が起こります。
また放っておくと血中の酸素不足により心肺機能へ大きな負担がかかり、
心筋梗塞や脳梗塞などの生命にかかわる合併症を生じる可能性もあるので、注意が必要です。
生活環境の変化により日本国内でも約200万人以上の潜在的な患者が存在し、
今後もさらに増加傾向にあるとも言われている病気です。
疑いのある方は早期に専門医による受診・検査をお勧めいたします。
いびきや睡眠時無呼吸は歯科でのスリープアプライアンス治療適用になります。
当院では、水曜日と金曜日に専門医がおりますのでお気軽にお問合せくださいね。