美味しいものが多い季節ですね。今回は、味覚、味覚障害に関するお話です。
味は、主に舌の上にある「味蕾(みらい)」という受容器で味物質を受け、それを脳に伝えることで感じることができます。
しかしこの過程のどこかに問題があると、味覚障害が起きることがあります。
①味物質がだ液に溶けて味蕾へ届く過程での障害
②味蕾の機能低下、異常
③味蕾から脳へ伝達する神経の障害
だ液の分泌量の低下、加齢による味蕾の減少、亜鉛不足、全身疾患、癌治療、薬剤の影響などが原因となります。
美味しさは、味覚の他にも、匂いや歯ごたえなどの食感も関わります。またお口の中に痛みを感じる状態、
しっかり噛めない状態では美味しさも半減します。
少しでも不調を感じられたら、お早めにご相談下さい。
(歯科医師 川畑)