食事の回数と虫歯の関係

こんにちは。歯科衛生士の丸山です。

9月に入りましたがまだまだ残暑が続き、
お家で過ごす時間が多くなっていることと思います。

今回は間食のちょこちょこ食べは虫歯の原因になるというお話をさせていただきます。

この図はステファンカーブと呼ばれるものです。
ステファンカーブとは、ステファンさんが発見した
プラーク中のpHの変化を表した図のことです。

お口の中のpHは基本的に中性で保たれています。
プラーク(磨き残し)中に存在する菌がお口の中に入ってきた糖を分解して酸をつくります。
その酸により口腔内のpHは酸性に傾いていきます。
ですが、唾液の緩衝作用と呼ばれる働きによって徐々にまた中性へと戻っていくのです。
このpH変化は、飲食物、プラーク中の細菌の種類及び量、
唾液の分泌速度と緩衝作用に大きく影響されます。

よって、虫歯のリスクを減らすには

①間食を減らすこと
②プラークを減らすこと
③唾液を増やすこと

この3つが挙げられます。
お口の中のpHが酸性である時間が一時的なものであれば、
唾液の働きにより酸性から中性に戻り、歯が再石灰化され虫歯を防いでくれるのです。
(再石灰化とは溶けかかった歯を元に戻してくれる作用です)
間食や飲食を続けていると、お口の中はpHが酸性であり続けてしまい、
再石灰化の生じる時間がなく初期むし歯が発生してしまうということなのです。

食事の回数や間隔を少し意識してみてください。

他にも気になることがございましたら、当院の歯科医師、歯科衛生士までお尋ねください。

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