食事の回数について

こんにちは。歯科衛生士の丸山です。

最近は新型コロナウイルス感染症によりお家にいる時間が多いかと思われます。
お家にいると食事の回数や間隔が不規則になりがちです。

そして実は間食のちょこちょこ食べは虫歯の原因になると言われています。

この図はステファンカーブと呼ばれるものです。
ステファンカーブとは、ステファンさんが発見したプラーク中のpHの変化を表した図のことです。

お口の中のpHは基本的に中性で保たれています。
プラーク(磨き残し)中に存在する菌がお口の中に入ってきた糖を分解して酸をつくります。
その酸により口腔内のpHは酸性に傾いていきます。
ですが、唾液の緩衝作用と呼ばれる働きによって徐々にまた中性へと戻っていくのです。
このpH変化は、飲食物、プラーク中の細菌の種類及び量、唾液の分泌速度と緩衝作用に大きく影響されます。

よって、虫歯のリスクを減らすには

①間食を減らすこと
②プラークを減らすこと
③唾液を増やすこと

この3つが挙げられます。
お口の中のpHが酸性である時間が一時的なものであれば、
唾液の働きにより酸性から中性に戻り、歯が再石灰化され虫歯を防いでくれるのです。
(再石灰化とは溶けかかった歯を元に戻してくれる作用です)
間食や飲食を続けていると、お口の中はpHが酸性であり続けてしまい、
再石灰化の生じる時間がなく初期むし歯が発生してしまうということなのです。

大変な時期ではありますが食事の回数や間隔を少し見直してみて、有意義なお家時間を過ごしてください。

当医院では定期検診クリーニングも感染対策を行い安全にお受けできるようにしています。
不安に思うことなど何でもお気軽にお申し付けください。

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