家族にいびきを指摘された、自分のいびきで起きてしまった、
いびきが心配で外泊できない…
いびきで悩んだことはありませんか?
実はいびきには種類があり、すべてのいびきが危険なものとは限りません。
いびきは大きく「単純性いびき症」、「上気道抵抗症」、「睡眠時無呼吸」に分けられます。
・単純性いびき症
寝入りの時、お酒を飲んだ時、疲れている時、鼻がつまっているとき、などにかく一時的ないびきのこと。
呼吸が止まるとことはなく、睡眠や日中の眠気に影響を与えないいびきのことです。
多くの場合、いびきの原因を取り除くことで解消できます。
・上気道抵抗症
習慣的にかくいびきのことで、日中に眠気を感じる等、自覚症状が現れます。
睡眠中に呼吸が止まるということはあまり見られませんが、寝ているときに気道が狭くなり、
頑張って息を吸おうとして睡眠が浅くなってしまいます。
場合により、睡眠用のマウスピース治療等の治療が必要になることがあります。
・睡眠時無呼吸
習慣的にいびきをかき、かつ睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。
日中の眠気に加え、朝の頭痛や倦怠感などの症状が見られることがあります。
また、高血圧や糖尿病などの合併症も気を付けなくてはなりません。
酸素マスク(CPAP)や睡眠治療用マウスピース等が適用となります。
さて、自分のいびきは実際どうなのか?それは「睡眠時無呼吸検査」を受けることで調べることができます。
検査の仕方は、一晩から二晩ほど検査機器をつけて家で寝ていただきます。
そこからいびきの頻度や睡眠中の無呼吸・低呼吸を調べることができます。
当院では専門医のもと、睡眠時無呼吸検査を受けていただくことができます。
医科との連携も行っておりますので、お気軽にお声がけ下さい。
歯科医師 宮地舞