暦の上では立春を過ぎ春へと歩みを進める時期です。
まだまだ寒い日が多く春はまだ先という感覚ですが、日脚が長くなり
日差しもだんだん強まってきて、空が一段と明るく感じられるようになる時期。
そんな立春から春分の日にかけての時期を「光の春」と呼びます。
動物や植物の中には気温の上昇より光に反応して冬眠から目覚めるものが
たくさんあります。
人が寒さに震えていても、芽吹きや花を咲かせ春の到来を知らせてくれるのです。
日本の2月はまだ気温がそれほど上がらず風も冷たいのですが、日の光だけは
冬至のころに比べるとかなり力強くなってきています。
また日照時間も1時間ほど長くなっていて確実に春に向かって季節が進んでいます。
春の到来を太陽の光の中に感じ、大地が暖まっていることを感じる「光の春」
新型コロナウイルスの感染がいまだに収まらず鬱々としてしまう日々ですが
たまには明るい空を眺めて「春」を感じてみるのもいいかもしれません。
とはいえ最近は「光」よりも「花粉の飛散」に春を感じる人が多いというのが
現状でしょうか…。