高齢者のお口の体操

歳を重ねると、お口の周りの筋肉に衰えが見られるようになり、
また唾液も出にくくなったりします。

飲食が上手にできなくなるのはこのためです。

特に高齢者の誤嚥は、肺炎を引き起こすことがあるため、予防したいものです。

 

お口の周りの筋肉を鍛えたり、唾液を出やすくするという、お口の体操。
聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

その一つに、「パタカラ体操」というものがあります。

 

「パ」の音は、唇をしっかりと閉じないと発音できないため、唇の体操になります。
食べこぼしを防ぐためのトレーニングです。

「タ」の音は、舌の先を上アゴにつけたあと離す動きで発音するため、舌の前方の体操になります。
食べ物を喉の方まで運ぶのに大切な筋肉のトレーニングです。

「カ」の音は、舌の後方、喉の奥の方に力を入れて発音しますね。
喉を閉じて誤嚥を防ぐためのトレーニングです。

「ラ」の音は、舌を丸めるような動きをして上アゴから離して発音します。

「タ」とともに、食べ物を上手に喉まで運ぶ筋肉のトレーニングになります。

 

パパパパパパ・・・・

タタタタタタ・・・・

カカカカカカ・・・・

ララララララ・・・・

と大きくしっかり発音します。

 

歯科医師 川畑

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