オーラルフレイルとは加齢のために噛んだり、飲み込んだり、
話したりするための口腔機能が低下することを指し、身体の衰えの一つです。
噛む力や舌の動きの悪化が食生活に支障をおよぼしたり、滑舌が悪くなることで
人や社会との関わりの減少を招いたりすることから、口の衰えは身体的、精神的
社会的な健康と大きな関係があります。
オーラルフレイルはいくつかの段階を踏んで進行していきます。
まず口腔機能への関心が低下して虫歯や歯周病になり、歯が抜けたり痛みが出てきます。
すると会話や食事に不具合が出るようになり、食欲が低下したり日常の
活動範囲が狭くなったりします。
噛む力が衰えれば食べる量も低下して低栄養の状態になり、
会話が減れば社会的に孤立していきます。
さらに機能が低下すると要介護の状態にもなりかねません。
オーラルフレイルのチェック項目は・・・
1. さきいか、たくあんくらいの固さの物が噛みにくい
2. 食べた後も口の中に食べ物が残る
3. 歯が抜けたままのところがある
4. 口の渇きが気になる
5. いつも片方の歯で噛んでいる
6. 食べ物が飲み込みにくくなった
7. 食事中にむせやすくなった
どれかに当てはまり気になるようでしたら歯科を受診して口腔ケアを受けてみませんか。